【今が買い時?】なぜ米国債が注目されているのか?その理由や投資方法について解説

2023.12.30

近年、投資の選択肢の一つとして「米国債」が注目されています。しかし「米国の株式や投資信託には投資しているけど、米国債についてはあまりよく分からない」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方のために、本記事では米国債の魅力や注目される理由について解説します。ぜひ、投資の選択肢に加えてみてください。

そもそも債券とは

債券は、国や自治体、会社などが資金を調達するために発行する証券のこと。債券を購入すると、その国や自治体、会社にお金を貸すことになります。

株式と異なる点として、債券は満期までの期間と利息があらかじめ定められていることが挙げられるでしょう。債券を購入した投資家は、期間中定期的に利息を受け取ることができ、満期まで持っていたら額面金額をそのまま返してもらえます。

満期まで持たずに途中で売却したり、期間の途中で購入することも可能です。ただし、債券の価格は変動しており、途中売却や途中購入した場合、購入価格と売却価格の差による損益が発生します。債券価格が上がったときに途中売却すれば売買益を得られますが、逆に債券価格が下がっていれば損する可能性もあると覚えておきましょう。

米国債が注目される理由

アメリカ政府が発行する債券を、米国債といいます。ここからは、なぜ米国債が注目されているのか、そのメリットについて紹介しましょう。

利回りが高い

米国債の特徴の一つは、利回りが比較的高いことです。日本国債と米国債の利回りを比べてみました(2023年12月28日時点)。

日本国債米国債
2年債の利回り0.04%4.26%
5年債の利回り0.19%3.81%
10年債の利回り0.58%3.82%

参照:Bloomberg

上記の表の通り、日本国債と比べて米国債の利回りは非常に高いことが分かります。

国債の利回りは世の中の情勢や金融政策などによって変動するため、米国債が今後も高い利回りを保ち続けるかは分かりませんが、少なくとも現時点では米国債に投資したほうが高い利回りを受け取れるでしょう。

元本が保証されている

先ほど解説したように、債券は満期まで持ち続けてさえいれば、額面金額がそのまま返ってきます。購入時よりも価格が下がるかもしれない株式と比べると、元本が保証されている債券は安心して保有しやすい商品といえるでしょう。あらかじめ金利が定められており、どれくらいの利益を得られるか分かるのも、債券のメリットです。

ただし、ドル建ての米国債には為替リスクがあるため注意が必要です。購入時と比べて満期時に円高になっていると、償還された米国債を円に戻した際の金額が少なくなり、額面金額は変わらなくても実質は損してしまうことになるかもしれません。

また、可能性はきわめて低いでしょうが、万が一アメリカ政府が潰れるようなことがあれば、米国債の価値はゼロになってしまうことも覚えておきましょう。

信用度が高い

また、米国債は比較的信用度が高いことでも知られています。

債券は「元本や利息を約束通り支払う能力があるか」「信頼できる発行元か」などの基準で評価され、格付けされています。大手格付け機関のムーディーズによると、米国債はAaa(信用力が最大)となっています(2023年12月現在)。日本国債の格付けはA1(信用力あり)ですから、日本国債に比べて米国債は信用度が高いと評価されていることがわかります。

なお、米国債よりも利回りの水準が高い国債はありますが、そのような国債は格付けが低く、貸し倒れになるリスクも高くなります。例えば、エジプト10年国債の利回りは26.2%と非常に高いですが、格付けはCaa1(信用リスクがきわめて高い)となっています(2023年12月時点)。

参照:金相場情報 Let’s GOLD  Investing.com

今後景気後退が予想されている

2023年12月、米国ではインフレが鈍化してきており、アメリカの中央銀行にあたるFRBの会合では利上げを見送りました。また、2024年には利下げに転じ、年3回は利下げすることが想定されています。

金利と債券価格は逆の動きをするといわれており、金利が下がると債券価格は上昇します。

もちろん、今後の景気がどう動くのか、実際のところは分かりません。ただ、FRBの利下げが始まり、これから金利が下落傾向になると予想するのであれば、債券価格が上昇する前のなるべく早いタイミング、つまり今、2023年末から2024年にかけて米国債に投資するのがベストと考えられるでしょう。

米国債に投資する方法は2種類

米国債に投資する方法は、下記の2通りあります。

・個別債を購入する
・債券ETFを購入する

それぞれについて説明しますので、自分に合った投資方法はどちらか考えてみてください。

個別債

個別債とは、いわゆる通常の債券のこと。満期と利回りがあらかじめ決まっており、満期まで持っていれば額面金額を受け取ることができます。

ただ、個別債で投資する場合、ある程度まとまった資金が必要になります。リスクを抑えるために分散投資をしたくても、個別債を複数購入するのは資金的に難しい、と思われる方も多いでしょう。

債券ETF

債券ETFとは、株式市場に上場している投資信託のうち、債券で構成されたものを指します。債券ETFにはさまざまな米国債券が入っているため、少額から分散投資することができます。また、個別債にはNISAが使えませんが、債券ETFならNISAで運用可能。もちろん、2024年から始まる新NISAにも対応しています。

ただし、債券ETFには満期がありません。個別債のように満期まで持っていれば元本が必ず戻ってくるという仕組みではありませんから、気を付けてください。

米国債の特徴を理解し、資産形成の選択肢を広げましょう

米国債がなぜ注目されているのか、その理由について解説してきました。ぜひこの機会に米国債の魅力を理解し、投資の選択肢の一つとして検討してみてください。

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