インデックス投資だけで大丈夫?リスクを抑える分散投資とは

2024.02.13

2024年1月にスタートした新NISA。新NISAで投資をはじめるには、まずどの商品にどんなスタイルで投資するか決めねばなりません。「投資初心者はS&P500に連動するインデックスファンドさえ買っておけばよい」とも聞きますが、それは本当でしょうか。

本記事では、新NISAスタートをきっかけに投資をはじめようと考えている方向けに、インデックスファンドに投資するだけで本当に良いのか解説していきます。

インデックス投資が必ず成功するとは限らない

インデックスファンドとは、市場全体の値動きに連動するように運用される投資信託のことです。近年は特に、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500に連動するインデックスファンドが人気を集めています。

インデックスファンドを毎月購入して積み立てていく運用スタイルは、簡単で少額から始められるため、初心者にもぴったりの投資方法でしょう。ただ、「インデックス投資は必ず成功する」「S&P500さえ買っておけば大丈夫」と信じ込んでしまうのはよくありません。

もちろん、リスク等を理解した上で、戦略としてS&P500のみに絞って購入するのは構いません。しかし、何も考えずに「人気だからS&P500だけ買っておこう」と考えるのは危険です。投資である以上、S&Pの価格が暴落する可能性は決してゼロではないためです。

アメリカは今後も経済成長が予想されており、株価も上昇していくと期待されていますが、将来どうなるか、実際のところは誰にも分かりません。株価が大暴落する可能性は常にあります。

例えば、リーマンショック時にS&P500は急激に下落し、1年ほどで約半分の水準まで下落しました。数年経って株価は回復しましたが、一時的にでも自分の資産が半分に減ってしまうのは恐ろしいですよね。

リスクをなるべく抑えて投資したいなら、分散投資を行うことをおすすめします。分散投資については、次の見出しで詳しく説明します。

リスクを抑える分散投資とは

分散投資とは、複数の投資対象に複数のタイミングで投資する方法のことをいいます。投資先を複数持っておくことで、そのうち一つの投資先の価格が急落した際のリスクが軽減されます。

分散投資では、具体的に何を分散すればいいのか解説していきましょう。

分散投資その1:国や地域を分散

社会情勢の悪化や自然災害などの影響で、ある国や地域の株価が全体的に暴落するリスクがあります。投資先の国や地域を分散することで、このリスクを軽減することができます。

現在、アメリカ株式や投資信託は投資に適していると言われていますが、今後はどうなるか分かりません。リスクを抑えて運用したいのであれば、アメリカ以外の株式や投資信託も組み合わせるとよいでしょう。

分散投資その2:銘柄を分散

株式投資をするとき、複数の銘柄に投資することで、リスクを抑えた投資ができます。

例えば、A社の株式に持っている資産をまとめて投資した場合、もしA社が倒産したり株価が暴落したりすると、資産の多くを失ってしまいますよね。A社だけでなく、B社、C社、D社と複数の投資先を持っておけば、A社の株価が下がっても他でカバーできる可能性があります。

なお、分散する銘柄を選ぶ際には、異なる業種の会社を選ぶのがよいでしょう。同じ業種の似たような値動きをする銘柄だと、分散の効果があまり発揮されません。

分散投資その3:資産を分散

株式や投資信託のほかに、債券、不動産、金、仮想通貨など、さまざまな投資先があります。持っているお金を形の異なる資産に分散して持つことで、リスクを軽減できます。

例えば、株式と債券は理論的には逆の値動きをするといわれています。株式だけでなく債券も持っておくことで、株式の値下がりを債券の値上がりでカバーすることができます。

これまで投資をしていなかった人が預金の一部を投資に回すこと自体も、資産を分散することといえるでしょう。預金だけだと価格が変動しないため安心できるように思えますが、インフレが起こって食費や日用品の価格が上がると、預金の相対的な価値が目減りしてしまいます。投資信託などで資産の一部を運用しておくことにより、インフレリスクに対応できます。

分散投資その4:タイミングを分散

投資する資産の種類や国、銘柄を分散するだけでなく、投資するタイミングを分散することも分散投資の一つです。

投資でお金を増やすには「安い時に買って高い時に売る」のが理想ですが、この先値上がりするのか値下がりするのかは、実際のところ誰にも分かりませんよね。

新NISAのつみたて投資枠では、基本的に毎月同じ日に決まった金額を投資します。株式や投資信託などの投資対象は日々価格が変動しますが、毎月の購入金額を固定することで、自然と投資対象の価格が低い時に多く購入でき、価格が高い時期に少しだけ購入できることになります。

このように、一度のタイミングでまとめて購入するのではなく、定期的に同じ金額だけ購入することで、リスクを軽減しながら資産形成ができるのです。

分散投資でリスクを軽減しながら資産形成をしよう

インデックス投資だけに絞ることのデメリットや、分散投資のやり方について紹介しました。

一つのインデックスファンドに絞って投資するという戦略ももちろんありますが、価格変動等のリスクがあることを覚えておきましょう。リスクを抑えて投資したいなら、複数の投資対象に複数のタイミングで投資する分散投資がおすすめです。

「分散投資の考え方は分かったけど、具体的には何にどれくらい投資したらいいのだろう」とお悩みの方には、financial free collegeの「無料勉強会」がおすすめです。自分に合った投資方法について、プロから分かりやすく学ぶことができます。少しでも気になった方は、ぜひ一度お問合せください。

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