積み立てNISAを20年続けて、非課税期間終了後はどうするのがよいか?

2022.01.14

「積立NISAは20年後どうするべき?」

「20年後に暴落した場合の対処法が知りたい!」

最長20年間の非課税枠を利用できる積立NISAは、初心者から投資経験者まで幅広く支持されています。堅実な投資手法として知られているため、「これから始めてみたい」と考える人も多いのではないでしょうか。

しかし、中には「リスクが怖い」「非課税期間終了後はどうすればよいの?」と不安や疑問を抱えている人もいます。

そこで当記事では、積立NISAの20年後について解説します。積立NISAは、少額から積立できるため、まとまった資金がない人でも安心。20年後の暴落した際の対処法も紹介するので、参考にしてみてください。

積立NISAは20年後どうなる?

積立NISAは、最長20年間(2042年まで)の運用益・分配金が非課税になる制度です。積立可能な金額は年間40万円で、月々約3.3千円となります。

積立NISAの期間終了後は、自動的に一般または特定口座と呼ばれる課税口座に移されます。

ここで注目すべきなのは、積立NISAは非課税期間終了後も運用継続が可能な点です。そして、期間終了前に売却するのも、引き続き運用するのも個人で選択できます。

また、非課税期間の終了は1年毎に訪れます。2018年に開始した非課税枠は2038年・2020年に開始した枠は2040年というイメージです。

非課税期間に積み立てた資産は非課税

積立NISAの期間終了後に運用を継続する場合、多くの人は「非課税期間中に利益確定しないと課税対象になって損!」と考えがちです。

しかし実は、非課税期間に積み立てた資産は、非課税のまま課税口座へ移行されます。

例えば毎月3.3千円を20年間積み立てた場合、年率3%で運用すると約1080万円です(下記シミュレーション参照)。

参考:金融庁「資産運用シミュレーション」

売却しない場合は、上記の1080万円が課税口座に移されますが、この資産に税金はかかりません。含み益0円からの再スタートとなります。

つまり、課税口座へ移したあと100万円の利益が発生した場合には、1180万円にではなく、100万円のみに税金がかかることになるのです。

20年後に暴落したら

積立NISAは金融庁が厳選した商品を扱っているため、暴落のリスクが少ない堅実な投資手法です。ただし、あくまでも金融商品であるため、暴落・含み損の可能性が0ではありません。

万が一、20年後の出口付近で暴落した場合には、下記の対処法があります。

  • 課税口座で運用を継続し、株価の回復を待つ
  • 非課税期間が終了した分だけを売却する

前述した通り、積立NISAは1年毎に非課税期間の終了が訪れます。暴落の拡大を恐れるなら、含み損が少ないうちに小分けにして売却するのも1つの手でしょう。

ただし積立NISAは、堅実ゆえに長期間の運用でなければ大きな複利効果は得られません。非課税期間終了後も、期間中に積み立てた資産・運用益には税金がかからないので、継続してさらなる複利を目指すのがおすすめです。

積立NISAの20年後シミュレーション

積立NISAの20年後は、一体どのようになるのか?金融庁のシミュレーターを使って、試算してみました(毎月33,000円、運用期間20年間の場合)。

年率20年後の資産
3%10,833,966円
5%13,564,111円
7%17,190,580円

年率5%であれば、積立NISAでも十分再現性があります。下記は、年率5%の場合の運用成果です。

参考:金融庁「資産運用シミュレーション」

積立期間が長いほど、複利の効果が顕著にあらわれています。運用継続すれば、さらなる資産形成が可能です。

積立NISAのファンドを選ぶポイント

積立NISAのファンドを選ぶ際には、下記のポイントを押さえておきましょう。

  • 純資産総額が大きい
  • 全世界もしくは米国に分散投資できる
  • 運用コスト(信託報酬)が安い
  • アクティブファンドよりインデックスファンド

安全性の高いファンドを選ぶなら、純資産の大きさが重要なポイントです。純資産の大きなファンドには資金が集まりやすいので、将来性があると言えるでしょう。

また積立NISAには、運用コストが安いファンドが充実しています。コストの安さは、最終的な利益に影響するため重要です。ノーロード(販売手数料なし)ファンドも存在するので、気になる人はチェックしてみてください。

そして、初心者や暴落のリスクが不安な人は、債券などをバランスよく組み込んだ「バランス型ファンド」もおすすめです。中には、1本で株式(国内外)や債券、不動産など計8資産に分散投資できるファンドもあります。

元本割れが不安?運用しないリスクとは

「投資は元本割れが不安、預金が安心」と言われることがあります。しかし、資産を運用しないリスクも存在します。

預金・現金は、資産を増やしてはくれません。人生100年時代、将来の豊かな生活のためには、労働収入だけでは足りない危険性があります。

資産運用で平均年率3%を得られるなら、魅力的ではありませんか?効率的に資産を増やすためには、運用する他ないのです。

元本割れのリスクは、積立NISAの長期間運用によって極限まで抑えられます。暴落があっても、少額の積立を行えば、取り返すことも十分可能です。

積立NISAは20年後も運用継続するのがおすすめ!

積立NISAの20年後は、売却と継続、2つの選択肢があります。しかし、さらなる利益・暴落リスクの回避を目指すなら、運用継続がおすすめです。

非課税期間終了後は課税口座に資産が移りますが、利益0円からの再スタートです。口座移行による損は発生しないので、ぜひ継続してみてください。

20年以降も運用継続し、安定した資産形成を目指しましょう!

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