米国株ETFはVOOとVYMどちらがよいか?内容の深堀りと積立投資について解説
2021.09.10
目次
「ETFでの積立投資を検討している」
「VOOとVYM、どちらに投資するのがよい?」
人気の高い米国株ETFですが、中でも人気銘柄「VOO」と「VYM」について、どちらがより優秀な成績を目指せるのか?気になりますよね。
当記事では、米国株ETFの中でもおすすめな銘柄「VOO」と「VYM」について解説します。それぞれの内容を深堀りし、積立投資にはどちらの銘柄が最適なのかを理解しましょう。FIREについても触れますので、ぜひ参考にしてみてください。
米国株ETF「VOO」と「VYM」の基礎知識
そもそもETFとは「上場投資信託」のことを指し、投資信託の進化版とも言える人気の高い投資先です。ETFは投資初心者や、資金が限られれている人がつみたて投資をするのにおすすめ。高いリターンを目指せるでしょう。
そして投資初心者からステップアップしたい、または大きな資金がある人におすすめなのが米国株ETFです。中でも人気の高い「VOO」と「VYM」は、どちらもバンガード社が提供する銘柄。手数料が安く、安定したパフォーマンスが魅力です。
| 銘柄 | ベンチマーク | 経費率 | 構成銘柄数 |
| VOO | S&P500 | 0.03% | 約500銘柄 |
| VYM | 高配当 | 0.06% | 約400銘柄 |
上記を参考にすると、経費率が安いかつ分散が効くVOOがより優秀に映るでしょう。しかし、これらのデータだけで判断するのはまだ早いです。
なぜなら両者の経費率は、投資先やリターンによって逆転できる可能性があるからです。下記は、過去5年のトータルリターンを示しています。
| 銘柄 | 投資対象 | 過去5年配当(平均) | 過去5年トータルリターン (年利) |
| VOO | 大型黒字企業 | 1.4% | 16.3% |
| VYM | 大型高配当 | 2.8% | 11.4% |
トータルリターンとは、配当とキャピタルゲインを含んだトータルの利益を指します。
※キャピタルゲイン:株式や債券などの保有資産を売却して得られる売却差益のこと
また、下記は過去10年のVOOとVYMのチャートです。
過去10年でVOOとVYMにそれぞれ一括投資した場合
過去10年でVOOとVYMにそれぞれ10万円ずつ積立投資した場合
参考:You Tubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最高」
上記2つのチャートにおいて、2018年以降のコロナショックを期に、VOOが急回復を見せています。VOOにはハイテクグロース株が含まれているため、回復が早かったと言えるでしょう。
反対に、VYMにはハイテクグロース株が含まれていません。その結果、大きな差が生じたと言えるです。
VOOとVYMどちらがよいのか
ここまでのパファーマンスを見ると、VOOの方がよいのでは?と感じる人もいるでしょう。しかしどちらの投資先が最適なのかは、自身が「なにを重視するか」によって違います。
資産の売却差益である「キャピタルゲイン」と、資産を保有して得られる利益「インカムゲイン」、あなたがどちらを目指して資産運用したいかを理解しましょう。インカムゲインを重視するなら、配当利回りが必要です。
銘柄の投資対象を理解しよう
VOOとVYM、それぞれの銘柄を理解するためには、投資対象つまり中身を理解する必要があります。
そもそもVOOとVYMは、同じバンガード社が提供するVTIから振り分けられた銘柄です。ただしVOOとVYMには、重複する銘柄がいくつも含まれ、さらにどちらも時価総額加重平均型。つまり中身の投資比率には、大きな差が無いと言えます。
異なるのは、ハイテク株を豊富に組み込んでいるVOOと違い、VYMにはハイテクグロース株がほとんど含まれない点です。つまりVYMとは、VOOからハイテク株を除いた銘柄に集中投資しているETFであると理解しましょう。
またVOOはインデックスETF、VYMは高配当ETFという解釈できます。
FIREするならどちらの銘柄が最適か
FIREをした後にも、自身が目指す投資スタイルを明確にすることが大切です。
4%ルールにのっとり資産を切り崩す場合は、インデックスETFつまりVOOが向いています。また配当でFIREしたい場合は、高配当ETFつまりVYMがよいでしょう。
ただし配当とは資産の自動売却を指すので、上記2点は本質的には同じことです。
高配当ETFは自動売却、インデックスETFは手動売却という違いがあります。しかし、後者は4%ルールや株価の下落時に感情が入りがち。自動売却は感情が入らないためストレスがなく、安定した積立投資を行えるでしょう。
また複利で資産運用をする、または資産をもっと大きくしたい!という場合には高配当ETFより、インデックスETFが効率的です。
このように、それぞれに優れている点や注意すべき点があります。自身の目指すスタイルで選択しましょう。
VOOとVYMの違いを理解し最適な銘柄を選ぼう!
VYMとは、簡単に述べると「自動定期売却付きのVOOからハイテク株を引いたもの」です。ハイテクグロース株が含まれないことで、急激な価格上昇は見込めませんが、安定したインカムゲインを得られます。
安定した配当金を受け取りたい人にはVYMがおすすめですし、今後のハイテクグロース株の成長を期待してVOOに投資するのも1つの手です。
投資の中身を理解し、さらに自身の目指す投資スタイルに合う銘柄を選びましょう。どちらも人気の高い米国株ETFです。後悔しない資産運用を目指してくださいね。
詳しくはライオン兄さんのYoutube動画で解説しています。





